アフィリエイトのやり方を調べていると
「コピーライティングが重要」
というヒントを得ることがあると思います。
コピーライティングとは、簡単に言えば「顧客行動心理のもと、文章を書く能力」みたいなものです。
はたして本当に必要でしょうか。
コピーライティングの必要性
コピーライトというと、映画のキャッチコピーなどが思い浮かびますが、
アフィリエイトにおいては、こういったサイトの文章全てがコピーライトになってきます。
サイトタイトルのコピー
まず、サイトやページのタイトル。
これはGoogleから見つけて貰う為にも必要なコピーですし、
あなたが検索してほしいキーワードで検索した人が、思わずあなたのサイトを見たくなるコピーがついている必要があります。
たとえば、「ダイエット」で検索したときに、
- 効率的なダイエットの方法
- 下半身デブからの卒業|部分集中ダイエット!
- また今回もダイエットに失敗してしまった俺が好きなポテチ
検索結果の上位3件がこんな感じだった場合、
あなただったらどれをクリックしたいか、ってことです。
キャッチコピーというと、なんとなく”カッコいいタイトル”って思っちゃいますよね。
でも、本質で言うと「想像できるか否か」というところなんです。
自分が欲しい結果が、そのタイトルの先に書いてあるかどうか。
それがわかるようなキャッチを付けなければいけません。
そういった意味ではサイトタイトルにおいてはコピーライティングが必要ということになります。
サイト内ヘッダーコピー
ユーザーが検索結果からあなたのサイトを選んでくれた時、
始めから終わりまでをくまなく見てくれるという事は「基本的にない」です。
自分がそうだからすごくよくわかるんですが、
だいたいはサイト全体をパッと見て、下の方までスクロールしてみて、
「なんか難しそう」
「読むのめんどい」
つって「戻る」ボタンを押しちゃいます。
つまり、ユーザーが訪問してくれたからって、読んでくれるとは限らないということ。
お店の冷やかしに近いですね。
雑貨屋とか洋服のショップに入る時って、「買おう!」って思ってないですよね。
自分にとって欲しい物があるかどうか、サラッと見に行く感じ。
その店内で何がどこにあるかがわからなければ、
数秒で外に出ちゃいます。そんな感じです。
そこで、ユーザーに「ここにこんな情報ありまっせ」って示すのが、
いわゆる小見出しと呼ばれるものなわけです。
この文章の小見出しは「サイト内ヘッダーコピー」です。
すごく魅力のない小見出しを付けてしまったと思っていますw
この小見出しを見て、「読みたい!」と思わせる為にも
やっぱりコピーライティングは必要です。
ボディコピー
小見出しが魅力的で、「よし、いざ読もう」と思った人は、
ようやく文章を読んでくれます。
でも、その文章がきちんと”順を追って”いなければ、
訪問者の心に響かないと思った方がいいです。
僕は先日、あるキッチン雑貨のアウトレット店に入ったときに、
特に買うつもりもなければ、「どんなのが置いてあるんだろう?」ぐらいの気持ちでした。
そこに店員さんが寄ってきて、
「これ、どうですか?今なら5,000円引きですし、あれもこれもついてきます!」
と、まくしたててきました。
正直、その商品が欲しくて欲しくて、かつ安く買えるお店を探していた人には嬉しい話だったと思います。
でも僕は、その商品が「何に使うものなのかすら知らない」という状態でした。
まったく心に響くはずもなく、
「なんか売りつけられそうになったわー」
という気持ちだけが残りました。
アフィリエイトもそうですね。
よく「北風と太陽」の話で例えられますが、
せっかく来てくれた訪問者さんに「買って買って買って買って!」ってやったら
逆に財布のひもがしまっちゃうってことだと思います。
サイトをわざわざ訪問する人は、
少なからず「何らかの得がしたい」と思っている人です。
それは”知識”かもしれないし、”お買い得情報”かもしれない。
”娯楽”かもしれないです。
その人が何を求めてきていて、
その人にどんな説明が出来て、
その人がどんな想いで「帰っていく」のか。
これを順序立てて、構成した文章である必要があるわけです。
こうなると、マーケティング、心理学、コピーライティングの必要性がわかると思います。
※マーケティングは訪問者が求める物を知ること。心理学は訪問者の想いを知ることです。
素人にとっては、裏技ツールとしての意味をなさない
実はこれら「マーケティング」「心理学」を盛り込んだライティング教材というものがあって、
僕はそれを買って読んでみました。
ネットの情報教材にしては安く、当時4,000円しないぐらいだったのと、
全額返金保証付きだったのが後押ししての購入です。
この教材を読んで思ったのは、「下手すると小手先に走るな・・・」ってことでした。
アフィリエイトの先駆者たちが一様に言う「心理学」「コピーライティング」って、
極めたら確かにすごい事ですし、僕らの身の回りでも本当によく使われています。
たとえばあなたがここ最近で購入したものを思い浮かべてみて欲しいんですが、
それを購入する時に少なからず「みんなが持ってるから」もしくは「誰も持ってなさそうだから」って思いましたよね。
それもうまく心理学を利用したコピーによって誘導されてるわけなんです。
僕はそれに気づいた時に「心理学すげえ!!」ってなって、DaiGoさんの本とか読み漁りました。
で、実際に行動心理を意識した文章ってのを書いてみたんですけど、
ぶっちゃけ、素人がかじったぐらいの知識で真似て書いても、ただただ胡散臭いんですよw
今でも当時作ったサイトをみると赤面しちゃうぐらい胡散臭い。
つまり、本質を知った上で活用するのなら、この上ない武器になるのかもしれませんが、
そうでなければ”うわべだけのテクニック”になりがちだということ。
そういった心配があると思いました。
一応、僕が参考にした教材を紹介
僕が参考にしたのはThe Million Writingという教材です。
コピーライティングの教材なのですが、
心理学ベースに書かれている点と、マーケティングの観点の説明がある事から、
本質を理解して利用するには、悪くないと思います。
僕はどちらかというと、購入後に届くメルマガがすごく参考になりました。
というか、↑のリンクがそのままアフィリリンクになっているんですが、
実際に販売ページを見てみるだけでも参考になります。
もし、あなたが「書かれていること」と価格を考慮したうえで、
この情報を「買いたい」と思うなら、あなたも訪問者に同じことが出来ればいいというわけなんです。
ただし、あくまで先ほども書いた通り「小手先の文章にならないこと」が重要だという事は忘れないでください。
小手先の文章にならないコピーライティングは、どうすればいいか
では、小手先の文章にならないコピーライティングはどうしたらいいのか?というと、
実はすごく簡単なことで、「ユーザー目線かどうか」ってことに尽きるんですね。
要するに、自分がそのサイトの訪問者だったら、
何が知りたくて何て言うワードで検索して、
どんな想いであなたのサイトをクリックして見て、
どれぐらいの事前知識で、どれぐらいの熱意で読み始めるのか。
その上で、どんな状態になって帰っていくのが理想なのか。
それを考える事ができたら、
上手ではないかもしれないけれど、ユーザーが読みたい内容が出来上がると思います。
その上で、もうちょっと文章の力を強化したいなら、先ほどの教材でもいいし、
市販のコピーライティングの本でも学べると思います。
ちょっと主題とズレる部分もありますが、キャッチコピーとはなんぞや?ってのを学ぶのに、
現役コピーライターの方が書いた本がオススメです。
これは僕が読んだ本なのですが、著者が「コピー大喜利をしない」と言っている部分がすごくよくわかりやすかったです。
多くの人は「なんかスマートなこと言っておけばカッコいい」みたいなコピーを作っちゃうけれど、
それじゃあ何も伝わらないし、自己満足だってことです。
まとめ
総合すると、コピーライティング自体は必要。
だけど、小手先のコピーや心理学を学んで、裏技的に使いたいと思っているのなら、やらない方がいい。
あくまで、ユーザー目線での情報提供を行う際に、
より「興味を持って貰える」ように、より「読みやすい」ようにする補助ツールとして、
有効に働いてくれるのがコピーライティングだということです。