サイトの設計、構築、ドメイン取得などが済んだら、
ここからが記事入れです。
設計と相まって、この記事入れが稼げるか否かを左右します。
記事入れのポイントは、「信用してもらえる記事を書くこと」です。
僕は当初それを怠っていて、「たくさん書けば稼げるんだろう」と思っていました。
信用してもらえる記事を書く
本当にあたりまえのことなんですが、
まずは利益に繋がるかどうかじゃなくて、信用して貰えるかどうか。
普通の精神状態の人間は信用できない人からは絶対に物を買わないですから。
詐欺とかは別ですよ。
あれは心理的に人間を普通じゃない状態にさせて買わせてるわけだから、
そういうのがやりたい人には全く意味のない話かもしれません。
以前僕の弟が詐欺まがいの野郎に引っかかった事があって、
僕が代わりに冷静に対処したら、まぁ論理が破綻した内容で、
「これ、弟も普通の状態だったら絶対騙されなかっただろうに、、、」と思ったものです。
・・・話がそれました。
アフィリエイトでも、ちょっとでも「稼ごう」って方向に頭が行っちゃうと、
文章に欲が出ちゃいます。
「あ、この人必死だな・・・」みたいな。
あるアフィリエイトの先生がおっしゃってたんですが、
「必死」と「一生懸命」って似てるけど違うんだそうです。
必死は、必ず死ぬってことw
必死なのって、見てて滑稽なんですよね。同情にも値しないというか。
その点、一生懸命ってのは「頑張れ!」って思える。
この差を理解しないと、必死な文章を書いてしまいがちです。
・・・って、説明されてわかれば苦労しないんですけどね。
要は、真っ先に「稼いでやる!」って思わないこと。
「この文章を読んでくれた人が、この文章から得出来ますように」
ぐらいの気持ちで書き続ければ、あなたの言っている事を信用してくれる人が徐々にでてきます。
あくまで、「徐々に」です。
人は会っていきなり信用されるなんてことはないですし、
ましてやインターネットという顔の見えない相手同士で、いきなり信用する人なんていません。
現に、僕がいま「1ヵ月で100万円稼げる方法を10名に教えます」なんて言って商品を売ったって、
誰も買ってくれないと思う。
その代わりに、ホリエモンあたりが「限定10名!1ヵ月で100万円稼げる方法!」とかって募集したらみんな飛びつくんじゃないかな。
商売ってそういうもので、「その物が何か」ではなく、
「誰が売っているどんなものか」ってのがすごく重要なんです。
だからこそ、あなたのサイトから必死さを感じると、
訪問者は一気に身構えちゃう。
「あ、この人、おれに買って欲しいんだ」
って思われたらアウトなんです。
信用ってそういうことです。
信憑性のある記事を書く
信用される記事に繋がることとして、「信憑性のある記事」という事も注意が必要です。
信憑性のない記事を書いている人は信用されません。
たとえば僕が
「おっぱいは揉めば大きくなります!」
なんて書いたら、本当に大きくしたいと悩んでいる人からしたら
「この人・・・情報古っ!!」ってなるわけです。
古い情報や、間違った情報、嘘なんかを書けば
ユーザーの信頼が一気に落ち、信用されなくなるというわけです。
というわけで、必ずソース(情報源)がしっかりしているもの、
そのうえで(ネット上のその時点では)最新の情報を書く必要があります。
情報源を書籍に頼り過ぎてもNGですし、ネットに頼り過ぎてもNGということです。
独自性のある記事を書く
信憑性というところから、例えば
「僕はiPhone 6sを使ってないしよく知らないけど、絶対に買った方がいいです!」
みたいなのがダメだってのはわかると思います。
だからといって、全部全部売りたい商品を買わなければいけないか、っていうと
全くそんな事はありません。
例えば僕のサイトからは、読んだこともない本なんかが売れてます。
本屋さんがまさにそうですよね。あの人たちだって読んだこともない本をたくさん売ってるわけだから。
結局のところ、その商品を「欲しているけれど知らない」っていう人に、
その商品の存在を知ってもらって、興味を持って貰って、買ってもらう。
これだけのことなんです。
ここがアフィリエイトと押し売りの違うところで、
押し売りは、興味がないような商品をプッシュしてプッシュして売るのに対して、
アフィリエイトは「こんなん興味あるっしょ?」みたいな感じでオススメするわけですよ。
で、本当に興味がある人だけが買う、っていう。
そう思うと素晴らしいビジネスだし、マーケティングが重要だということがわかるんですが、
いかんせんアフィリエイトはマーケットの規模に対して参入している人が多いように思うんです。
だから、いかにあなたの記事に独自性を出すかが重要なんです。
商品を買ってしまうと、商品レビューのような事を書いてしまいがちですが、
商品のレビューと、その商品を欲しいかもしれない人が欲する情報の間には、
もうちょっと深い溝があると思うんですよね。
商品を買う前のあなたは、どちらかというとその商品を欲する人の気持ちに似ているわけだから、
買わないでも独自性のある記事は書けると思います。難しいですが。
わからなければ、そこらへんに散らばっている情報をまとめただけでも、
これから商品を買おうって人には有益な情報ですよね。
あっちこっち見なくてもあなたの記事を見るだけで済むわけだから。
すぐに広告を貼らない
そういったところに注意して、記事を書いていくわけなんですが、
記事を書きだすと、すぐに広告を貼りたくなりますw
でも、まだ貼っちゃダメです。
厳密には、貼ってもいいんだけど、あんまり気にしない方がいいというか、
広告を貼るとどうしても意識が広告に寄ってしまうので、記事が「必死」になりがちなんです。
だから、十分信頼できるサイトが出来上がるまでは広告のことは考えない方がいいんじゃないかなっていうのが、最近の僕の考え方です。
広告に引っ張られる可能性
あとは、色々広告を貼っていくと、最初に安い広告から収益が上がりやすいわけですよ。
たとえば1クリック1円みたいな。
そうすると、収益があがらない高い広告よりも、その安い広告の方に目が行きがちになっちゃう。
いかにクリック数を稼ぐか、みたいに。
商売の基本として、同じ1万円を稼ぐのに1万円の商品を1つ売るのと、1,000円の商品を10個売るのと、100円の商品を100個売るのと、10円の商品を1,000個売るのと・・・って話があるんですが、
1クリック1円なら、1万円稼ぐのに1万クリックですよね。
もちろん構築するサイトの方向性にもよりますが、
1万クリック稼ぐのは、正直難しいです。
というのも、あなたのサイトの訪問者は、あなたのサイトに「広告をクリックしに来ている」わけではないから。
そうなると、せいぜいクリックしてくれるのは100人に1人とか。
じゃあ1万円稼ぐと思ったら、100万人が来てくれるサイトにならないといけないってわけです。
記事入れをして、アクセス解析を見るようになるとわかると思いますが、
なかなか100万人が来るサイトなんて作れないです。
知人がアダルトサイトを作って、アンテナとかに登録して、
3ヵ月ぐらいで100万PVってところでした。(あくまで例だけど)
100万PVってことは、100万人が来てくれてるってわけじゃないですからね。
内容の薄いアダルトサイトだったので、おそらく1ユーザーで10PV以上だったと思います。
1人のユーザーが1つのサイトで広告をクリックしてくれる回数なんて、せいぜい1~2回だと思うんですよ。
そういったところも加味しながら、自分のサイトがどんな広告で稼いで行きたいのかを明確にしないといけないと思うんですが、
早々に広告を貼ってしまうと、そこらへんがぶれる可能性があるということです。