アフィリエイトにおいては、商品を紹介したいターゲットユーザーを絞り込むことがとても重要です。
ターゲットユーザーから紹介する商品が決まりますし、
ターゲットユーザーからサイトコンテンツ(ジャンル)が決まってくるからです。
なぜターゲットユーザーが重要かがいまいち理解できていない方は以下の記事を参考にしてみてください。
【参考】アフィリエイトには「コンテンツ」と「広告」、「ユーザー」のマッチングが重要な理由
ターゲットユーザーを決めることをターゲッティングと呼びますが、
初心者はそのターゲットを広く取りすぎる傾向があります。
なぜ広い範囲でターゲッティングを行ってはいけないのか?
簡単な例をもとに説明します。
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広い範囲でのターゲッティングがNGな理由
アフィリエイターの目的は、あくまでユーザーに有益な情報を流し、
結果的に商品を購入してもらう事で、報酬を得るという事だと思います。
ユーザーは自分にとって有益かつ、信頼できる情報を得られなければ、
あなたから商品を買おうとは思いません。
実はこの「有益」というのが難しい。
同じ情報を扱っても、ある人には有益、ある人にはそうでないという事があるからです。
なぜそんな事が起きるのか?その理由は「人は一人ひとり違うから」。
それを理解していない人が広くターゲッティングしてしまいがちなんです。
洋服を買いにいった時の話
あなたは洋服を買いに行った事があると思います。
服を買おうと思っていろいろ見ていると、店員さんが話しかけてきますよね。
もし、その店員さんがあなたの持っている服をみて、
「その洋服、30代男性の方がよく買われていくんですよ~」
なんて言ったらどうでしょうか。
「欲しい!」ってなりますかね?
僕はなんとなく「あ、30代男性がみんな持ってるのか。」と思って冷めてしまいそうです。
実はこれ、ターゲッティングを間違った例。
30代男性なんていうカテゴリは、誰にでも当てはまるし、誰にも当てはまらないようなものです。
30歳も39歳も30代男性だけど、エネルギッシュさも違えば嗜好も違ってきます。
僕はもはや油ギッシュな揚げ物料理はあまり好まなくなってきました。
※30歳になったぐらいの頃はモリモリ食べていたのに。
そこにひとくくりにされてしまうと
「あ、ちょっと俺には若かったかな」とか思って辞めてしまう人もいると思います。
では逆に
「そのジャケットの色合いだと、今のお客様のパンツやインナーにも良く合いますね」
とか
「お客様の顔立ちがかなり和風なので、こういった形のシャツの方が映えますよ」
とか言ってもらった方が、「自分の為に選んでくれている!」っていう感じになりませんか?
ターゲッティングを突き詰めると、究極のパーソナライズ(接客のオーダーメード)というわけです。
一人の人を思い浮かべて喜ばせる
アフィリエイトでのターゲティングでは、よく「ある一人の人を思い浮かべて、その人に売る感じで」と言われます。
それは例えば自分の友達でもいいです。
友達だったら趣味や嗜好は知っているし、
知らなかったとしても、その人に物を売るんだったら喜んでもらいたいから、
なんとか趣味や嗜好を聞くと思います。
そう、友達だったら、やっぱり「喜んで欲しい」っていう感情が先に来てるんですよね。
ネットは相手の顔が見えないから、ついつい相手が喜ぶ姿を忘れがちですが。
そのたった一人の人物を心から喜ばせて、その人が商品を買ってくれるようになったら、
その人に近い人も買いにきてくれるようになるということです。
※アフィリエイトは売るより先に喜ばせるのが先、という話は以下の記事を参考にしてください。
【参考】なぜ闇雲に広告を貼りまくっても商品は売れないのか
勝手にジャンル分けしない
というわけで、
「この商品は”どんな層”に売れるのか」
なんて考えている時点で、ターゲットをジャンル分けしてしまってますし、
売る事が先に来てしまっているということ。
自分だったら「30代男性が買う服」とか言われても買わないのに、
あなたのサイトを見ている人がそんなジャンル分けをされて買うはずがありません。
「この商品は誰が喜ぶのか?」
この考えを念頭にターゲッティングする事で
そのターゲットが欲するコンテンツや、そのターゲットが欲する他の商品なんかも見えてくるというわけです。