アフィリエイトのキーワード選定って、リアルの店舗ビジネスの出店形態に似てると思います。
例えばあなたが日用品を販売するお店を出店するとします。
その時に、どこにでもあるような食料品、どこにでもあるような生活用品の品ぞろえで勝負しようと思ったら、どこに出店しますか?
商品に特徴がない以上は、僕だったら駅前かなって思います。
なぜなら、人がたくさん通るから、それだけ接触する機会が増えるじゃないですか。
接触する機会が増えれば、買ってもらえるかもしれない機会も増える。
逆に閑散とした土地でやってしまったら、誰がどれぐらいの頻度で店に来てくれるのか・・・考えるだけでも恐ろしいです。
じゃあもし、飲食店をやるとして、あなたにしか再現できない極上の料理が出せるお店だったらどこで出店しますか?
僕だったら、住宅地とか田舎とか、閑散とした土地でもいいかなーと思います。
商品に特徴があれば、「わざわざ食べに来る」という価値が生まれるわけです。
これらがアフィリエイトでも言える事だと思うんです。
同じ商品を扱うにしても、狙うキーワードがビッグキーワードだった場合。
例えば「育毛」とか。
これは駅前出店しないと弱いと思うんです。
どこにでもあるキーワードだから。
100,000人が見てくれて、1人が買ってくれるぐらいの感じ。
だから、10,000,000人が通るようなところで勝負しないといけない。
(数字はテキトーですw)
アフィリエイトでの駅前っていうのはつまり、検索結果で1位~3位ぐらいになることです。
もしくはPPC。
でも逆に「工事現場でメットをかぶっていて頭が蒸れてしまって、薄毛になったような気がする人の為の店」とかだったら、同様の状態の人がわざわざ行きたくなる店という事になります。
(こんなキーワードがあるかどうかはわかりませんけど)
そういうお店は5人来てくれたら1人買ってくれる、みたいな感じ。
なぜなら、「自分専用の店」だから。
「ほかの誰にでも効く育毛剤」なんかより、「工事現場でメットをかぶっていて頭が蒸れてしまった人の為の育毛剤」の方が効きそうですもんね。
ってことは、駅前で特徴のない商品を1個うるのに100,000人集めなければいけなかったのが、特徴のある商品に絞れば5人集めればOKってことなんですよ。
駅前に出店すると、家賃ってバカ高いんですけど、閑散とした田舎での出店だったら割と安いんです。
この価格差がPPCの費用に似ていると思うんです。
(リアル店舗の場合はガメツイ大家さんのせいで田舎でも家賃がクッソ高い場合がありますがw)
これはどっちが正しいとかじゃなくて、自分にはどっちのやり方があっているかっていう違いだと思うし、どっちを選んだかでやり方が全然違うと思うんですね。
僕は前の会社の上司が営業畑出身で、「下手な鉄砲数うちゃあたる」タイプの人だったので、ダメ元でガンガン営業しろと言われたものです。
でもその後で「欲しい人に売れる状況を作る」というマーケティングを学んでからは、商品と顧客をマッチングさせる後者の方が自分に合っていると思いました。
買ってくれるかどうかわかんない人をいちいち相手にするより、買ってくれそうな人に絞った方が、なんか自分も楽しいですし。
合ってない事をやると、きついし楽しくないし、続きません。
もし自分がリアルで店舗を出すなら、どういう店をやりたいかを考えてみると、自分に合った方法がわかるかもしれませんね。